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07映画館鑑賞(10月分) ブログトップ

自虐の詩(106本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

僕が今、一番好きな女優は、
中谷美紀である。
最近の活躍は目覚しい。
だから、当然、見に行った。

それに、ちゃぶ台返しにもノスタルジーがあるしね。
まずは、ちゃぶ台返し。
僕ら世代には、「巨人の星」の星一徹を思い出す。
でも、漫画でも、この場面は1回しかないけど、
ものすごく印象に残っている場面だ。

今は、ちゃぶ台そのものもない。
知っている人も少ない、と思う。

今回は、何度となくちゃぶ台返しをする。
まるでパロディーのようにだ。
本当は悲惨なことだけど、
一種、芸術のような感じさえする。

で、映画そのものだが、
コメディーではあるが、
見終わった後は、感動も与える。
若干の涙も流しながら。

だけど、「嫌われ松子」ほどの出来ではない。
同じ中谷美紀の主演作としても。

好きになるということは、
理屈とか打算とかではなく、
単純に相手を好きになること。
この当たり前だけど、置き去りにされている、
この感じを再認識させられた映画だった。


クワイエットルームにようこそ(105本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

監督は松尾スズキ。
彼の芥川賞の候補にもなった自作である。

想像以上に面白かった。
いや考えさせられた。

それにしても、スズキの才能はすごい。
小説家としても映画監督としてもだ。

最初は、単に勘違いから、
この閉鎖病棟に送り込まれたかと思っていた。
でも実は、内田有紀扮する主人公は、
けっこう色んな悩みを抱えていたことが分かってくる。

そして、最後に主人公が、幸せになったか否か。
その部分は明確には分からない。
まあ、退院したのだから、その意味では幸せなんだろうが…。

才能ある松尾スズキの仕事ぶりについて、
少々、色々と研究してみたい。
作家としてのスズキ、監督としてのスズキ、
そして「大人計画」としてのスズキ、俳優としてのスズキなどだ。


未来予想図(104本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

どの映画評を見ても、
決して高いものではなかった。
本来なら、まず見に行くことはないのだけれども、
何と言っても主人公の松下奈緒のファンなので、
一度は大画面で彼女を見ておこうと、
劇場に足を運んだ。

彼女を知ったのは、CMで妖艶な雰囲気をかもし出していたからだ。
で、その時、ネットで少々調べたとき、
ピアノが得意であることなどを知った。
それから少しして、テレビや映画にちょくちょく出るようになった。

でも、演技そのものは、
そんなに評判になることはなかったと思う。
が、しかしファンたるもの、
そういうことは関係ない。
自分のお気に入りの女優が、
スクリーンに出れば、まあそれでいいのである。

映画は、やはりお世辞にもいい出来ではなかった。
が、しかしバルセロナは僕の好きな町だし、
ガウディもサグラダ・ファミリアも好きである。
こちらも、その一点で、
バルセロナはよかったな、もう一度行きたいなと、
思った次第である。

だけど、あまり人には、お勧めできないな。
この映画は。


HERO(103本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

確かに、面白かった。
でも、「踊る大捜査」まで、観客数がいかなかったのも、
分かる気がする。

それは、この程度なら、
何も映画でしなくても、テレビのスペシャル
番組で十分ではないかと思うからだ。
韓国の場面も、とって付けたようでもあった。

と言っても、脚本はよかったと思う。
だけど、裁判員制度が近づく中、
もっともっと、裁判の場面を内容あるものにしないと、
目が肥えてきた観客は満足しなくなるのではないか。

でも、この映画のおかげで、
今まで映画館に足を運ばなかった人が、
映画館に訪れるとしたら、
それだけで、貢献は大と思う。

意地悪な見方かも知れないが、
やはり服装は大切だ。
テレビのときからも思っていたが、
やはり検事なのだから、
キムタクのあの服装はおかしい。
僕は許さない。
信用できない。
もし僕が、当事者だったとしたらだ。


ヘアー・スプレー(102本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

同じ日に見た「グッド・シェパード」は少しばかり、
寝てしまったが、こちらは、そんな心配は最初からなかった。

一時期、ミュージカルが全くといって、
なくなっていたけれど、
このところ力作が多い。

ヘアー・スプレーも理屈抜きに面白かった。
主人公の太った女の子のかわいいこと。
何千人の応募者の中から選ばれた、
まさにシンデレラ・ガールらしい。

それ以上に気に入ったのは、
何と言ってもジョン・トラボルタ。
僕ら世代には、ビージーズの音楽とともに、
ナイト・フィーバーが頭に浮かんでくるが、
そのトラボルタが、太った主人公の母親として登場。
父親ではなく、母親として。

衣装的にも、太った母になりきるのは、
大変であっただろう。
最初は、よくもこんな女を見つけてきたものだ、
と思ったくらいだ。

シッコを見て、そんなに日にちは経っていないけど、
こういう映画を見ると、
アメリカはいいな、アメリカンドリームだなと、
素直に思う。
それだけ、僕も単純なのか、または純粋なのか。


グッド・シェパード(101本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

すごく骨太でいい映画と聞いていたけど、
不覚にも途中で、何度かうとうとしてしまった。
淡々と描いているだけに、つい気を許すと、
そうなってしまうのだ。

それでも、CIAって、の問いに十分、
答える傑作だったと思う。
もちろん、ところどころ流れが、
うまくつかめない部分もあったけれど…。

ロバート・デ・ニーロの久々の監督作品である。
やはり3時間近い大作は、
相当力(りき)を入れて見ないことには、
睡魔に負けてしまう。
「こんなに、もったいないことはない」と反省しきりだ。

で、CIAがどのように出来たか、がとてもよく分かる。
それに、キューバ危機は、アメリカにとっては、
こちらが想像する以上に、
深刻な国内・国際問題だった。

ただ、冷戦がなくなってから、
今のCIAの存在意義は、やはり設立当初とは、
大幅に代わってきたことだろう。

ある意味、冷戦が終結されたからこそ、
この映画が誕生したのかもしれない。

デ・ニーロは監督であっても、
やはりデ・ニーロタッチだった。


シッコ(100本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

293日目で100本目。
ということは、3日で1本のペースか。

で、記念すべき100本目は、
あのマイケル・ムーア監督の「シッコ」。
アメリカの医療制度の問題点を描いたドキュメンタリーである。

それにしても、この話が全部、
本当だとしたら、怖い話である。
アメリカでは、病院なんか行けやしない。
国民皆保険制度が完全に崩壊している。

それに比べて、フランスやイギリスなどのヨーロッパの充実はすごい。
我が日本は、今のところは医療保険制度は守られているが、
勝ち組とか負け組とかが進み、医療保険に入らない人が増えると、
本当に段々アメリカ型になっていってしまう恐れがある。

映画は最後でキューバの基地に行くのだが、
その部分がものすごく説得力がある。
そこには、9・11の犯人たちが収容されているが、
彼らの方がよほど、充実した保険制度を享受しているのだ。

9・11でボランティアなどで活躍したアメリカ人たちが、
ムーアと一緒に、このキューバを訪れるのだが、
そこでの風景は、この映画の全てを物語っている。

それにしても、通常の報道では、
このようなアメリカの医療制度が分からないのは、
どうしてだろうか。
もしかしたら、日本の医療制度も、
アメリカなどでは分かりにくいものなのかも知れない。


エディット・ピアフ(99本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

目標まで、あと1本。
で、選んだのは、
歌に生き、愛に生きた、47年の軌跡である。

これまで、エディット・ピアフのことは知らなかった。
もちろん、愛の讃歌は知っていたけどね。

それにしても、すさまじい人生だったようだ。
人には、それぞれのものすごい人生があると思うが、
その中でも、やはり伝説になっただけのことはある。

映画は、時代はさかのぼったり、
後戻りしたりして、最初こそ分かりにくかった。
だけど、途中からは気にならなくなり、
グイグイと引き込まれていった。

それにしても、シャンソンはほとんど知らない。
これも勉強しなければ、
ピアフのこともほとんど知らない。
これも、勉強しなければ。

そうそう、愛の讃歌は少し流れだけ。
もっと聞きたかったな。
でも、最後に流れた「水に流して」の素敵だった。
まずは、ピアフのCDを買いに行こう、と思う。


殯の森(98本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

静謐な映画である。
考えさせられる映画である。
それでもって、見終わった感じは、
意外とすっきりする映画でもある。

人間は忘れやすいもので、
この春、カンヌでグランプリを撮った時には、
あれほど大騒ぎしたのに、
観客はまばらだった。

こんなに素晴らしいのに、
もっと多くの人に見て欲しいな、とつくづく思った。

介護施設に入る認知症のお年寄りと、
新しく入った施設員の物語だ。
30年以上も前に亡くなった妻のお墓に、
二人で出かけて、森の中をさまよう話だが、
うかつにも、本当の認知症の患者さんと見間違うほどの
確信の演技、いや演技とは思えない存在だった。

施設員の心の動きも、うまく演じている。
ある意味、彼女の成長記でもある。

身近にも認知症の人がいるが、
この映画を見て、少しばかり考え方が変わった。


サウス・バウンド(97本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

森田監督の作品は、たぶんほとんど見ている。
最初は、いわずと知れた「家族ゲーム」。
でも、その前に撮った、落語家の映画もよかったな。
作品名を忘れてしまった。

誰と話したかは、忘れたが、
彼は実に色々な作品を撮っているけれど、
大作よりは小さな作品の方が、
その持ち味を出している、という意見で一致した。

東京編と沖縄編の二つに分かれる。
原作も小説がヒットしたらしいが、
僕はそれを読んでいないので、
どの部分が映画独自で、どの部分をはっしょたかは分からない。

でも、それを抜きにして、
森田監督の脚本作品として見ても、
なかなかの出来だったと思う。
トヨエツもいいし、「女王の教室」の天海祐希もいい。

長女役の北川景子は「間宮兄弟」に出ていたっけ。

僕自身、全共闘世代でもないし、
トヨエツの行動には、分かりにくい部分もあったが、
それでも、記憶のどこかで、あの時代の雰囲気を知っている。
そのことを全く知らない世代が、
この作品を見たとき、果たしてどう思うか、
気になるところではある。


バーバー吉野(96本目) [07映画館鑑賞(10月分)]

今月に入ってからは初のシネマだ。
最低目標の3ケタが迫っているのに、
このところ、なかなか行くことができなかった。

それで、京都に行ったついでに、
まえに見逃していた、この「バーバー吉野」を見た。
そう言わずと知れた「めがね」や「かもめ食堂」を作った
監督の作品である。

この映画館は、昔の建物をリニューアルして作ったもので、
京都ではけっこう知られた建物である。
昨年はたしか、ソクーロフの「太陽」を見た。
さすが学生の街だけあって、
夜の上映だったけど、ほぼ満席だった。

男の子は吉野刈りと言われる、
髪型に全員するのだけど、
その男の子たちがいい。
そして、もたいまさこも素晴らしい。
もたいは、その後の「めがね」でも「かもめ食堂」でも、
出演しているが、その雰囲気は何とも言えずにいい。

ところで「バーバー」を見ていると、
急に「コケッコー」を思い出した。
たぶん、田舎の美しさ、風景の素晴らしさから、
来るものであろうか。
こんな風景があるのは、まだまだ捨てたものではない、
そう思ったのだった。


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