So-net無料ブログ作成
07読書感想(8月分) ブログトップ

大人のための「ローマの休日」講義(62冊目) [07読書感想(8月分)]

これほど多角的に、
「ローマの休日」だけを論じた新書は、
これまでになかったと思う。

この本を読んでいる最中、
詳細な部分を忘れていたのでDVDでもう一度見た。

そうこうしていると、
たまたま新聞の書評欄で井上章一氏が、
「あの 輝きに迫れるか」と書いていた。

それにしても、よくも分析できることだ。
こんなに詳しく。それも多角的に。
文末に参考文献が載っていたが、
やはり、ここまでしないと一冊の本は書き上げられないということか。

中でも、あのスペイン階段の部分は、
何度も撮ったためか、バックに写っている時計の時間がまちまちだそうだ。
そうか、そんなことも分かるのか。
ただ、井上氏も言っているように、
そのことを声高に強調していないのがいい。

基本的に、オードリーの素晴らしさ、可憐さがあって初めて誕生した。
それは間違いのないことだ。
ただ、当時の時代背景を知ったうえで、
この佳作を見たほうがもっと、有意義なことも間違いない。

最後の部分、王妃と会見した後、
グレゴリー・ペック扮する記者が、
会見場に最後までたたずむ。
違和感はずっと感じていたが、
その回答というか、意味の一つは、
この本で分かった気がする。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

男はつらいらしい(61冊目) [07読書感想(8月分)]

新書だけに、あっと言う間に読み上げることができた。
読売ウイークリーの女性記者が、
ここ数年かけて、「つらいらしい」男性に迫ったルポである。

確かに、いずれの世代も、
女性に比べて男性は、
弱い、いや女性が強すぎる、と思う。

ここで、男性が弱い、男性が苦しんでいるとされているのは、
大きく分けて3つ。
その一つは結婚できないこと。
それから、男性の更年期について。
そして、父親としての威厳のなさについて。

まずは、結婚できない男性のことだが、
今は30代前半の約半数が結婚していないらしい。
一生涯でも、一度も結婚をしない人が、
20%弱もいるという。

これが、本人にその気がないのなら、
ともかく、結婚の願望があっても、
なかなかチャンスに恵まれない男性が多いのである。

その原因は色々とあろうが、
傷つくことが苦手で、
かつ、会話というかコミュニケーションの欠如の男性が、
多いのである。

次に、男性の更年期障害。
これは、最近やっと知られるようになったものだ。
女性の更年期については、
みんなが周知しているが、
男性の場合は知られていないだけに、
本人たちの悩みは大きいという。

いずれにしても、
この本に出てくる男性たちは「つらい」のだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

茂山家の人びと(60冊目) [07読書感想(8月分)]

狂言シリーズ第2弾である。
今回は、写真が主で、簡単な文が付いたもの。
本来はDVDで、研究し、生を体験したいものだ。

で、「茂山家の人びと」だが、
写真を見るだけで、その素晴らしさ、
そして役者の息づかいが手に取るように分かる。
たぶん、この写真家と役者の距離が、
すこぶる近いから、このような写真が撮れたのであろう。

それにもまして、参考になったのが、
茂山家の役者たちについて、
一人ずつ説明が加えられていること。
当主の千五郎を始め、
人間国宝のその父、そして兄弟、2人の子どもたち、
伯父、いとこたち…それぞれに、素晴らしい芸風を持ち、
狂言界だけにとどまらない活躍をしている。

千五郎の長男には、双子の男の子が誕生している。
今のところ、3代に渡って、舞台に立っているが、
あと3年もすれば、4代という稀有な舞台も実現しよう。
今から楽しみでもある。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

世にもおもしろい狂言(59冊目) [07読書感想(8月分)]

京都で、茂山家の当主から、
狂言の講義を受けてからというもの
ちょっとばかり自分のマイブームになっている。

で、まずは座学からと、
関連書物をネットなどで、
数冊買い込んだ。
その内の1冊である。

茂山家当主の弟にあたる茂山千三郎の著書であるが、
これが、非常に入門書として分かりやすい。
茂山家を例にとって、
狂言のいろはについて、教えてくれる。

それにしても、茂山家はすばらしい。
これまで、京都の狂言師として、
その名前だけは知っていたが、
それ止まりだった。

それにしても、今まで狂言の存在をほとんど知らなかったのは、
誠に惜しいことをしてきたものだ。
しかも学生時代に、京都に住んでいたのだから、
身近で、こんなに素晴らしい伝統芸能の世界があったのだ。

これから、今しばらくの間、狂言について、
少しばかり本を読んで楽しもうと思う。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「愛」という言葉を口にできなかった二人のために(58冊目) [07読書感想(8月分)]

最近、日本一の長さの駅名を競うと聞いたことがあるが、
それにしても、何と長ったらしい名前であろうか。

沢木さんの前作の映画エッセーでも、
長ったらしい題目だった。

通常はタイトルは短いのにこしたことはない、
と思うのだが、この場合、
長いことが売りになっているのかも知れない。

本書の冒頭にもあるように、
日本人のほとんどは、直截的な「愛」は訴えたことがないだろう。
羞恥心であったり、言わないことの美学であったり、
その理由は色々あるかも知れない。

映画というものは、
根本的に「もし、あの時にこうしていたら」と、
空想するところから始まったりする。

翻れば、現実はなかなか実現できないものを、
映画の中で、行動に移したりするから、
感情移入できる部分もあるのだ。

沢木さんは、エッセー集のもとになった、
雑誌連載をするために、
月に7、8本は映画を見るようになったという。
そして、これで文章を書くことができる、
と思う映画にすぐに出会うこともあれば、
なかなか遭遇できない時もあるという。

やはり、文章を作り出す作業というのは、
なかなか大変な作業なのである。

もう一度、じっくり読みたいと、思った本である。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「悩み」の正体(57冊目) [07読書感想(8月分)]

人間は「悩む」動物である。
だけど、できるなら悩みたくはない。
安穏とした生活を送りたいものだ。

この新書は、精神科医の香山リカさんの著者だが、
彼女はテレビのコメンテーターでも活躍している。
そのコメントを聞いていると、
考え方に親近感を感じていたので、
本を手に取ったわけだ。

そもそも「悩み」とは、
本人だけがそう感じているが、
他人にとってみれば、違うというものも多い。
だけど、本人にとっては一大事だ。

また、本人の努力だけでは、
どうしようもない事象も多い。

この新書は、「悩み」の種類を分かりやすく分類いていたが、
自分自身でも、「悩み」をそのように、
分類というか体系的に考えてみることも大切と思う。

そうすれば、「悩みなんてたいしたことはなかった」とか、
「どうして、こんなことで悩んでいたのだろうか」とか
何らかの解決方法につながるヒントが見つかるかも知れない。

今、僕がやっているのは、
悩みというか、懸案事項を書き出してみることだ。
意外と良い解決方法ですよ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「平成」歌舞伎入門(56冊目) [07読書感想(8月分)]

地方に住んでいると、歌舞伎に触れるチャンスは少ない。
テレビの教育番組の舞台中継で、
時々、見ることができるくらいだ。

そんな私だが、昨年、
たまたま地元で一度、歌舞伎を見る機会があった。
地元のホールなので、
環境的にはいいとは、言えなかったが、
義経のあの有名な勧進帳を楽しんだ。

そして年末には、歌舞伎発祥の地、
京都・南座で中村勘三郎の襲名披露を兼ねた
12月の歌舞伎を見に出かけた。
周りには舞妓さんもいて、至福の時を過ごした。

でも、知識が付いていけず、
もっともっと知りたい、と思ったが、
日常の生活に戻ると、
なかなか、歌舞伎鑑賞というわけにはいかない。

で、少しでも学ぼうと思って、
手に取ったのが、この「平成」歌舞伎入門だが、
新書だけあって、すこぶる読みやすかった。

歌舞伎を知る上で、演目から入る方法と、
役者から入る方法があるが、
まだ自分にあった見方を見つけられない状態だ。

とりあえず、それを早く見つけたいものだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ワーキングプア・日本を蝕む病(55冊目) [07読書感想(8月分)]

最近、よく聞く言葉である。
そう「ワーキングプア」だ。
何か、やりきれない言葉である。
単に、所得が低いというだけでなく、
仕事への情熱はあっても、仕事そのものが、
やりがいのあるものではない、という意味も含まれる

この本は、NHKが2度にわたって、
NHKスペシャルとして放映したものを、
本にしたものだが、
相当、読み応えがある。

というか、ここまで格差が広がっていたのか、
と再認識させられた。
それとともに、格差の再生産が広がるばかり、
とも思った。いあや思い知らされた。

若者、女性、お年寄り、田舎の人…。
ワーキングプアの人は、色々なところで生まれている。
それも、広がるばかりだ。

今は大丈夫という人も、決して安泰ではない。
みんなが、そう自覚すべきだし、
せざるを得ない時代に入ったということだ。

この本は、すぐれたルポには違いないが、
一方で、その処方箋については、
ほとんど触れられていない。
ルポから学んで、そして、
その処方箋を、何としても、
みんなで考えていかなくては。
一刻も早く。そう思った次第だ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感
07読書感想(8月分) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。