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07映画館鑑賞(7月分) ブログトップ

ツォティ(75本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

意外にも映画館は、観客でいっぱいだった。

このところのアフリカ映画人気のせいだろうか。
貧富の差を取り扱った社会派映画のせいだろうか。
昨年のアカデミー賞外国映画部門で、
受賞を果たしたせいだろうか。
その理由は、はっきりとは分からないが、
映画ファンとしては喜ばしい限りだ。

ツォツィとは不良の意味だ。
舞台は南アフリカ。
合い言葉は、「銃を持つ手が赤ちゃんを抱き上げた」だ。

殺人、強盗なんでもありの不良グループ。
そこにはどうしようもない、貧困、そして差別が存在する。
ある日、強盗の末、車も盗むが、
その中に赤ちゃんもいたのだ。

それにしても、乾いた映像は痛々しさを感じる。
スラム街の向こうには超高層マンション
その格差は、それこそ、
格差社会が叫ばれる日本どころではない。

見終わった後、
そこはかとない希望を感じることが出来た。
本当に、小さな、小さな希望ではあるが…。


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紙屋悦子の青春(74本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

映画サークルの例会作品だ。

運悪く、参院選投開票の日と重なってしまったが、
予想よりも多い人たちが見に来てくれた。
比較的、若い人たちもいたのが、うれしい。

で、僕自身は2回目の鑑賞。
黒木監督は、僕の大学のずっと上の先輩だし、
この戦争3部作には、非常に共感を持って鑑賞した。

個人的には、一番好きな人をあきらめ、
その次というか、次に好きな人と結ばれた悦子が、
その時代状況もあって、とても、いとおしかった。

あと「銃後」の言葉が出てきたが、
たぶん、あの時代は、
当然のように発せられていたのだろう。
そのことを決して、
僕たちは忘れてはならないと思う。

こんな作品を作り続けた黒木監督が、
亡くなったことが、本当に残念でたまらない。
合掌。


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二十四の瞳(73本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

この映画は昭和29年(1954年)の作品だ。
キネマ旬報を見ていると、
その年のベスト1を受賞していた。
それも、黒沢監督の「七人の侍」を押しのけてだ。

この年、もちろん僕はまだ生まれていないが、
終戦から9年。ローマの休日が封切られた。
第五福竜丸事件もあった年だ。

その「二十四の瞳」が、
広島映画館で上映された。
しかも、画質をよくしたデジタルリマスターズになってだ。

ビデオでみたことはあったが、
スクリーンでは初めて。
50年前の日本、そして日本人、教師
子どもたちは、こんなんだったんだ、
と感動しながら2時間半強の時間を過ごした。

会場は、年輩客が多かった。
たぶん、原体験として、
あの時代を過ごした人も多かったのだろう。

昔の名作を、これから、
積極的に見るぞ、いや見るべきだ、
と強く思った。


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あしたの私のつくり方(72本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

「神童」でも注目していた成海璃子が素晴らしい。
ほかの女の子たちも、負けず劣らず素晴らしい。
市川準監督は、よくも、彼女たちの「心」を描き出したものだ。

かなり前になるけど、
「BU-SU」や「つぐみ」でも、
女の子を描いていた。
淡々と、話が進むのが特徴だが、
僕は、この監督が好きなんだな。

もちろん「病院で死ぬということ」「東京兄妹」
「トキワ荘の青春」も。

で、この「あしたの私のつくり方」だけど、
皆から嫌われないように、仲間の中で良いポジションを占めるため、
あるメールのやり取りで、
お互いが行動する。
正確に言うと、片方は行動し、
もう1人は、メールを送ることで、
自分の気持ちが心地よくなり、
そのことで、自分の位置を確立する。
まあ、そんな感じだが、
本当に、成海さんの表情がいいのだ。

それにしても、携帯メールは、
もう実際の生活でも、このような映画でも、
欠かすことの出来ないパーツになってしまった。
でも、考えてみると、その歴史はそんなに古くはないのだ。

蛇足だが、あの、あの石原真理子も母親役で出ていた。


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陸に上がった軍艦(71本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

8日ぶりの映画だ。
今年の中では、結構間があいた方だ。
なかなか、すごいだろう。

福岡で開かれた「映画大学」の特別上映で見た作品だ。
講師の一人だった山田和夫さんによると、
モスクワ映画祭でも、好評だったらしい。

この作品は、新藤兼人監督の軍隊時代の思いを
映像化したものだ。
新藤監督の助監督を永年勤めていた人の
監督デビュー作品らしい。

映画には、もちろん新藤監督自身も登場し、
軍隊時代を回顧する。

平和を訴えた作品だが、
真っ正面からというよりも、
むしろユーモアに包んで、
訴えている。
だが、その方が余計に、戦争の愚かさを浮き彫りしている。

昔、竹槍で米軍と戦おうとしたことは知っていたが、
実際は、そんなものではなく、
もっともっと愚かな、ばからしい方法で戦おうとしていたのだ。

もちろん、軍隊の上下関係というか、
理由もなく上のものが、下のものを力で押さえつける、
その事実についても、しっかりと描かれている。


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ドレスデン・運命の日(70本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

世界史の参考書で、ドレスデンの街が一夜にして、
破壊されたことは、知るだけは知っていた。

第二次世界大戦で、一つの街を破壊した爆撃では、
最も悲惨なものの一つであるらしい。
東京大空襲にも劣らない、いやそれ以上の惨劇だった。

そのドレスデンの街にとって、
運命の日となった前後を描いた作品は、2時間半を超える作品。
でも、ストーリーに引き付けられて、かなり短く感じた。

敵兵をかくまい、恋愛関係に落ちる主人公。
その部分があったからこそ、
単なる悲惨な映画とは、ならなかったとも言える。

が、なぜ連合軍、イギリス軍は、
この歴史の街・ドレスデンを爆撃対象に選んだのだろうか。
あの美しい街が、一夜にして壊滅した。

日本の場合、アメリカ京都を爆撃しなかった。
その違いは、どこにあったのか。
ドイツにしても、日本にしても、
もうドレスデンを爆撃した時点では、
連合軍の勝利は決まっていたはずだ。
映画の中でも、それに近いことが語られていた。

歴史に「もし」という言葉は、
存在すべきではないが、
やはり、そう思わざるを得なかったのは、僕だけだろうか。


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ボルベール(69本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

スペインといえば、ペドロ・アルモドバル
僕が今、一番のお気に入りの監督だ。
だから、いつもは行かないシネコンまで、
大雨の中、足を伸ばした。

新作は、ボルベールだ。
僕が、アルモドバルの存在を知ったのは、
確か1993年のキカからだ。
その後の全作品は見ている。
例えば、ライブ・フレッシュに、オール・アバウト・マイ・マザー、
トーク・トゥ・ハー、バッド・エデュケーションである。

一つ間違えば、とんでもない方向に行ってしまいそうな
題材だけど、そこはアルモドバル。
サスペンスとかファンタジーもあるが、
したたかに生きる女性たちが、
巧みに描かれている。
本当に、円熟の言葉がぴったりである。

うかつにも、序盤、少しうとうとしてしまったが、
途中からは、ぐいぐいと引っ張り込まれた。

そうそう、挨拶のときに交わされるキスの大音量が、
とっても気になったのだが、一体何を暗示したのか。
分かったような、もっと奥深いような…。

この映画こそ、もっと自分の言葉で、
分析し、感想を語りたいのだが、
なかなか、その力がついていけなくて…。
アルモドバル、なかなか強敵である。


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憑神(68本目) [07映画館鑑賞(7月分)]

なかなか面白かった。

実は、広島では、シネコンでしかやっていない
ある映画(ボルベール)を見に行くことにしたのだが、
時間調整で、この映画を見たのだ。
だから、予備知識は全くなくて行った。
妻夫木君が出ていることしか知らずにね。

で、冒頭にも書いたけど、
これがなかなか面白かった。

監督は降旗康男で、撮影が木村大作だから、
それはもう、凝った作りなのも当たり前かも知れない。

時は幕末。あるうだつのあがらない武士に、
貧乏神、疫病神、そして死神が次々と取り付くのだ。
でも、それぞれの神が、この武士のことを気に入ってしまう。
そんな映画なのだが、
何と言っても妻夫木君がすばらしい。

時代劇だが、彼はニートのような役柄である。
だから、このテーマなら時代劇にする必要がなかったのかも知れない。
最後の部分で、現代に戻って、
原作者の浅田次郎が登場したのかもしれない。
僕は違和感を感じたけど、
たぶん監督にとっては譲れない部分であったのだろう。

そうそう、ちびまる子ちゃん役でもあった彼女=死神の演技は
ものすごい、うまい。末恐ろしい。


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