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07映画館鑑賞(3月分) ブログトップ

叫(さけび)(35本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

「CURE(キュア)」を見た時の、
衝撃は今も脳裏から離れない。
ジャパニーズホラーの言葉がまだない時だった。

映像的な、恐ろしさに加え、
ストーリー展開の恐怖に、
ある意味、感動を覚えた。

そのCURE、そしてドッペルゲンガー、
それから今回の叫と、
黒沢清監督と、役所広司がコンビを組む。

役所演じる吉岡の周辺でぼっ発する、
連続殺人事件だが、
捜査し犯人を追い詰めるはずなのが、
いつのまにか奇妙な感情に揺れ始める。

「自分が、殺人を犯したのではないか」
そんな、ある日。吉岡を不気味な叫びが襲うのだ。

現在と過去が、絡み合う展開は、
これまでの黒沢作品と同様の展開だ。

確かに、ストーリー的には、
分かりにくい部分もある。
だが、恐怖を、何となく感じ取れば、いいと思う。

それにしても、黒沢清と役所のコンビは、
ほかでは代用が効かない関係。

出来れば、撮影現場をのぞいてみたいー。
今回は、特にそう思った。


ハッピー・フィート(34本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

息子と娘と3人で映画館に行った。
いつものなら、字幕で見るのだが、
吹き替えで見た。

皇帝ペンギンが、とにかくかわいい。
特に、主人公のマンブルが、キュートだ。

そのマンブルは、生まれて間もなくして、
バタバタと足を動かす妙な癖を披露。
しかし、成長するにしたがって、
皇帝ペンギンとしては、
致命的な音痴であることが分かる。
で、そこから冒険が始まるのだ。

本当は、吹き替えでなく字幕で見たかったな。
何せ、二コール・キッドマンが母親役で、
イライジャ・ウッドがマンブル役だから。

この映画の根底にあるのが、
地球環境保護。

でも、声高に言っているわけではない。
子どもたちが見たら、
何となく、そのメッセージが伝わるかな、
って感じだ。
とりあえずは、春休みに親子で行くには、
お勧めの1本か。


蟲師(33本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

よく分からなかったが、実感だった。
特に、ラストがよく分からなかった。

映画館は、ほぼ満席だったけど、
けっこう、うとうとしている人もいたな。
難しかったのだろう。
やはり、予習していくべきだったか。

日記コミックを、あの大友克洋が実写映画した。
コミックは一話読みきりらしい。
そのコミックの四話分をまとめて作ったらしい。

舞台設定は、100年前の日本。
でも、今の日本で、よくもこんな風景を撮ることができたな、
とその点には感心した。
ロケハンの勝利かな。

ただ、感じたのは、
虫を殺すのではなく、
遠ざけること。つまり、自然と人間がうまく
融合する必要がある。
そんなメッセージだ。

映画を見た後、
キネマ旬報3月下旬号に乗っていた、
蟲師の特集を読んだ。

僕が見て思ったことと、
作者の意図は、そうかけ離れてはいなかった。

でも、この作品の奥深さも知った。
キネマ旬報を読んで、
見に行っていれば、少しは感想は違ったかも知れない。

映画を見るときは、
できれば「無」の状態で見たいし、
もし可能なら、一度見た後、
「学習」して再見したいけど、
時間もお金もないので無理だろう。
しかし、この作品だけは、
分からない部分が多かったし、
今一度、映画館に足を運びたいと思っているのだが…



ホリディ(32本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

2週間だけ、互いの家を交換する、
すなわち「ホーム・エクスチェンジ」のお話だ。

こんなシステムがあったら、
確かに挑戦してみたい気もするね。

で、思い出したのが、
深夜番組の「ラブちぇん」。
こちらは、家だけでなく、夫婦交換だけど、
そういう意味では、
この番組は画期的だよね。

話はホリディに戻る。
キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットの交換。
アメリカとイギリスでの交換。
双方が失恋して、癒しを求めて、
この契約が成立したわけだ。

ジュード・ロウって素敵だよね。
この作品を見て、特に思った。
男性でもそう思うのだから、
女性からすれば、もうメロメロでしょう。

新しいカップルでは、
キャメロンとジュード・ロウの
関係がいいよね。

で、本筋からは外れるけれど、
お気に入りの部分を2つ。

一つは、ジャック・ブラックが、
ケイト・ウインスレットにレンタルビデオ店で、
映画音楽の講釈をするとき、
その場に、サプライズのビッグゲストが登場する。

もう一つは、ケイト・ウインスレットが知り合った、
老脚本家のせりふ。
「昔は月に9本公開された映画が、
今は週9本は公開されている。
これでは名作ができるわけはない。
公開されて最初の週で評価が決まる」
含蓄のあるというか、考えさせられる言葉と思いませんか。


紀子の食卓(31本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

158分の長編だが、少しも長く、
感じられない。
というか、最後まで一気に引きつけられた。

家族の崩壊をあぶり出した傑作と思う。
いや、そんな言葉では、
言い表せない何かを感じた。

「家族サークル」というレンタル家族が、
キーワードなのは間違いない。
本当とは違う偽の家族を作るのである。
例えば、父を演じたり、母を演じたり、
娘を演じたり…

ウソと虚構の話である。
その点をうまく見せる。
僕自身、スクリーンを見ながら、
現実と虚構、虚構と現実について、考えさせられる。

これまで、不覚にも、
監督の園子温さんについて、
全く知らなかった。
「自殺サークル」など問題作を数多く手掛けているらしい。
だが、どれも未見だった。

この映画も「自殺サークル」の
完全版の位置づけらしい。
「自殺サークル」公開後に、
監督が書き下ろし、解決編とも言える。

それから、吹石一恵も素晴らしい。
最近、よくスクリーン見かけるが、
こんなに素敵だったとは。
「バブルにGO」、そして「雪に願うこと」
それから本作。いずれでも輝いている。

上映期間が短いし、上映時間も長いので、
度々見ることは難しいが、
もう一度、じっくり考えながら見てみたいものだ。


アンフェア・ムービー(30本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

篠原涼子はいつのまにか、
いいポジションを獲得したものだ。

「いとしさと、せつなさと…」でミリオンセラーを記録するなど、
歌手として一躍、トップの座に躍り出たものの、
その後は、なかなか目が出ないときもあった。

それが、今は、必ず視聴率が取れる女優になった。
最近では、派遣(ハケン)役のドラマでも、
高視聴率をキープしている。

で、アンフェアだが、テレビの連続ドラマで好評だったため、
スペシャルドラマが作られ、今回は映画化された。

日曜日の午後だったが、
若い層を中心に、映画館はかなりの
お客で埋まっていた。

テンポはいい。
だけど、ストーリー展開に、
少々、無理を感じた。
つじつまが合わないと感じる部分もあった。

篠原涼子の演技自体は、
そうね、可もなく不可もなくかな。
存在感はあったけど、もう少し、
輝いて欲しかったな。


さくらん(29本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

吉原を題材にした映画は多いけれど、
女性が監督、脚本、音楽を受け持つと、
こんな映画になるんだな、と思った。

確かに、これまでの吉原ものは、
あくまでも男性の視点から見たものがほとんどだった。
吉原=悲しい性(さが)。
こんなイメージだった。

今回は、きらびやかで、
女の生きる力強さ、そして明るさ、
そんな感覚だ。

それにしても、土屋アンナの花魁はいい。
まさにぴったりだ。
もしかしたら、下妻物語以上のはまり役かもしれない。

そうそう、金魚の使い方がうまかったな。
色彩的にも、
それから囲われた街「吉原」の象徴としてもね。

それにしても、女性は強い。
一方、男は弱い。少なくとも、そう見える。


パフューム(28本目) [07映画館鑑賞(3月分)]

封切当日に映画館に行くのは、久しぶりだ。
期待に違わぬ佳作とみた。

男性にとって、香水はそんなに身近ではないけど、
女性にとっては欠かせぬものだ。
その香水をめぐる物語である。

時は、18世紀のフランス・パリ。
華やかなイメージとは裏腹に、
この街の悪臭はすごかったらしい。

現在と比べて、衛生的でもないし、
人口は多いし、客観的にみても、そうだったのだろう。
だからこそ、香水が盛んになったのだ。

そんな時代、一人の男性が生を受けた。
この男性、異常に鼻がよかった。
匂いに対して、とても敏感だったわけだ。

運よく、香水にかかわる仕事に就くが、
ここで禁断の行為に身を染めてしまう。
若く美しい女性の香りを
集めるために殺人を繰り返すようになったのだ。

ところで、僕はこう考える。
匂いというのは性に結びついている。
性というより愛かも知れない。
匂いのない、性は無機質で、
つまらないものだし、
もし、「それでもOK」と言うのなら、
それは本物の性でも、愛でもないと思う。

結末の展開には、
驚かされたの一言に尽きる。
けれど、もしかしたら、
ありうるかも知れないと、感じた。
なぜか?

それは、匂いと性、愛は切っても切り離せない、
関係だからだ。



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