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07読書感想(1月分) ブログトップ

黒澤明VSハリウッド(8冊目) [07読書感想(1月分)]

「トラ・トラ・トラ」が完成するのに、
こんなに、紆余曲折があるとは知らなかった。

もちろん、この映画が公開された時の、
原体験がないので、仕方ないけれど、
当時は、それこそ、大騒ぎになったのではなかろうか。

ところで、この本を一言で表すなら、
エキサイティングな黒澤解任ドキュメントになろうか。

これまでに、なかった資料を集めながら、
その疑問を一つずつ解きほぐしている。

今はもう、多くの関係者が鬼籍に入っている。
それにしても、なぜこれまで、
この解任の真実が明らかにならなかったのか。

たぶん、天皇とも言われた
黒澤監督への配慮、遠慮があったことは、
間違いないだろう。

そのことが、今となっては幸か不幸か。分からないが。

それにしても、
このドキュメントを読んで、ハラハラ、ドキドキだった。
当時の時代を知らないが、
手に取るように、その時の状況が分かる。

最後に。
この作品は、勝利の記録でもなければ、
敗北の記録でもない。
一口で言えば、
日米両国の誤解の記録であり、
優秀な能力とエネルギーの浪費の記録である。

黒澤監督の撮った30作品、全部を見たくなった。



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小泉官邸秘録(7冊目) [07読書感想(1月分)]

5年5ヶ月に及ぶ小泉政権を、
政策秘書として、裏方で支えた飯島勲氏の回顧録である。
そう、よくテレビで、
小泉前首相の後ろで、見かけた、少し太めのあの男性である。

確かに、小泉首相のすぐ近くに、
いたからこそ、分かった事実もふんだんに盛り込まれている。

だが、批判精神が全くない。
それに、対アジア外交や靖国問題などは、
あまり触れられていない。
まあ、その点を求めること自体、
酷かもしれないが。

それはともかく、
小泉政権を検証する際の一つの「資料」には、
なりうると思う。

小泉改革の価値は、
たぶん10年、20年後、そして30年後にはじめて、
「評価」が下されるものと思う。


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獄中記(6冊目) [07読書感想(1月分)]

数冊を並行して読んでいたとはいえ、
読み終わるのに、1週間以上も掛かってしまった。

500頁という量もさることながら、
著者の知性の活動に、感嘆しながら、
読み進めたからだろう。

人間の先入観とは、
恐ろしいもので、著者の佐藤優氏は、
かつて外務省のラスプーチンと呼ばれ、
鈴木宗男代議士にくっついてばかりいる輩
との認識しかなかった。

だが、例えば「国家の罠」で、毎日出版文化特別賞を受賞するなど、
物書きとして、さらに思想家として、
次第に注目するようになった。

それに加えて、僕とほぼ同じ時期に、
同じキャンパスで学んだ仲間と知ったからでもある。

佐藤氏の通算512日間に及ぶ、
独房での拘留期間に呼んだ本の量は、ものすごい。
しかも、哲学書がかなりの割合を占める。
例えば、ヘーゲルの「精神現象学」のように。

拘留期間中は、本の数が極めて限定されるという。
それだけに、何度も、
しかも一行足らずともおろそかにせずに読んだらしい。

不便さを逆手に取っての自己啓発。
学ぶべき点は多いし、
尊敬に値する。

確かに、哲学的な内容については、
分からない点も多かったが、
それによって、尊敬の度合いが減ることは全くなかった。

誤解を恐れずにいえば、
佐藤氏が失脚に追い込まれたことは、
日本とロシアの関係改善を図る上で、
もしかしたら大きな傷手になったのかも知れない。

少なくとも、その検証だけは、
する必要があると思う。


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寂聴と巡る京都(5冊目) [07読書感想(1月分)]

京都を紹介した本は、数多いが、
手軽に、かつ楽しく、少し考えさせられながら読んだ。

なぜか、
寂聴さんのまなざしが優しいのである。
行間に、それが感じられる。

京都は、かつて学生時代に4年間暮らした町だ。
学生時代は、それほど親近感は持たなかったが、
卒業してから、むしろ好きになった。

「古里は遠きにありて思うもの」という感じか。

で、寂聴さんの本だが、この本を片手に、
のんびり、四季折々、京都を散策する、
そんなガイド本にもなる。

そして、1回だけでなく、2度、3度…。
繰り返して、読みたい本でもある。


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たまには、時事ネタ(4冊目) [07読書感想(1月分)]

引かれるコラムとは、どんなものだろうか。
名文・高尚な意見・独自な発想…。
まあ、人それぞれだろうけど、
僕は、「こんな考えがあるんだ」と共鳴できるものかな。
それも、余りに突拍子なものではなく、
自分の考えには近いけど、
なかなか思いつかないところ、
この当たりだろうか。

じゃあ、テーマは?
身近なものだけでは、つまんないし、
時事問題ばかりでも堅苦しいし、
なかなか難儀である。

で、この「たまには、時事ネタ」は、
女性誌に月1回連載されたものだ。
女性誌と時事問題、しかも月1回のインターバル、
この点からも難儀である。

だが著者の斎藤美奈子さんは、
この難儀さをうまく活用している。
ターゲットというか、読者は女性という点を、
必要以上には意識せず、
かといって全く無視しているわけでもない。

思うに、少しばかり硬派ものに、
興味を持つ女性に向けて、
あまり肩肘張らずに論を述べている。

「妊娠小説」「趣味は読書」「男性誌探訪」…。
どれも、面白く読ませてもらったが、
今から次の作品が楽しみだ。


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ブログ文章教室(3冊目) [07読書感想(1月分)]

僕は、あまり実用本は好きではない。
ただ、この本「『書ける』人になるブログ文章教室」だけは、
昨年末からブログを始めた初心者としては、
読まねばなるまい、と手に取った。

なぜ、人はブログに走るか、
その理由ももちろん分かったが、
こんなブログを書くべきだ、との指摘が、参考になった。

まずは、長く続けること。
テーマをしぼること。
その人、独自のものであること。などなど。

言うは易し、行うは難し。
でも、言葉で表現したいとの思いは、
誰にも負けない。
書く材料も、まあまあ持ち合わせている。

あとは、どう絞るかだろうが、
とりあえずはウイングをできるだけ、
大きく拡げることにした。
カテゴリーで分ければいいし。

実は、この著者・山川健一氏は、
我が心の師である五木寛之氏と、
すこぶる関係が深い。
いわゆる「五木本」も数多く出している。
その面からも、ぜひ読んでみようと思ったわけだ。

ひとつ、びっくりした箇所があった。
ブログを書いた人に、「ぜひ本にしましょう」と問いかけると、
そのほとんどは「そのつもりはない」と答えたという点だ。

山川氏の印象と同じく、僕自身も、ほぼ全員が「ぜひ」と答えると思っていた。
本を出版するなんて、男あるいは女が、
一生かけてでも取り組むものと思うからだ。

まあ、このブログが本になることは、ないだろうが、
今のところ日々が新鮮になったことだけは間違いない。


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東大脳の作り方(2冊目) [07読書感想(1月分)]

今年、2冊目は、
手軽な新書版。実は、「小泉官邸秘録」がなかなか、
読み進まないので、
気分を変えて、お風呂の中とか、
トイレの中とかで、読んだ次第だ。

この本を買ったほとんどの人は、
タイトルに魅せられて購入したのでは、と思う。
僕も、私も「東大脳」になりたいと。

この作者は現役の東大生。
しかも現役合格の女子。
しかも、しかも、日本でもっとも難関とされる、
理科Ⅲ類、いわゆる東大医学部である。

塾にも行かず、学校の勉強を中心に、
難関を突破したのだ。

で、2年生の今、
今度は、少し暇になったので、「自分の本を出そう」と思い、
実現させたのだ。

小学時代のこと、中学入試のこと、そして大学受験。
自分の言葉で書いている。
確かに、勉強はよくできるが、その記述方法が、
少しも、威張っていない、いやらしくない、と僕個人は感じた。

ただただ、「自分は一番がいい」という。
そんな純粋な動機の結果、
東大医学部に合格したという。

もちろん、誰もができるわけでは、
ないけれど、単純な僕は、
もしかしたら、自分も少しはできるのでは、
と思ったりした。
まあ、まんまと編集者の策略に引っかかったといえるだろう。

冒頭にも、書いたが、
トイレの中で、お風呂の中で、
こんな人もいるかと、
深刻にならずに、軽く読み流すには、
いいだろう。ちょっぴり、うらやましがりながら。


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よろしく青空(1冊目) [07読書感想(1月分)]


記念すべき、今年、最初に読んだ本です。
まあ、年内読破の目標としては、100冊ですかね。
ということは、週2冊。
それほど、難しくはないけれど、
簡単でもない、微妙な数字ですかね。

で、よろしく青空だけど、
中野翠さんが、サンデー毎日に連載しているコラムをまとめたもの。
毎年、1冊ずつで、確か、これでちょうど20冊目になると思う。

興味の分野は、かなり僕自身の興味分野と重なる。
例えば、映画、落語、歌舞伎などなど。
僕自身、1年の最初に読む本を、このエッセーに決めている。

昔は、女の人が書いたエッセーが苦手だったけど、
今は、全然、大丈夫だ。(この全然の使い方はおかしい)
で、今は、むしろ男のものより、素晴らしいとさえ感じる。

できれば、色々なものに、興味を持って、
自分なりの考え、それが特別なものでもなくても、
表現したいな、と思う。

映画にしても、本にしても、
その時は、感動なり、怒りなりを感じるが、
これがすぐに忘れてしまうのである。

だから、このブログに書いて、
自分の考えをまとめて、
ちょっぴり長く、自分の頭の中に整理しておきたいのだ。

ということで、1冊目はおしまい。


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